Dreamdancer

モバマスイベント走行記、攻略情報(?)、あるいはモバマスについて思うことなど

デレステ1周年に向けたお気持ち表明

こんにちは。時が経つのは早いものでもうすぐデレステが配信されてから1周年ですね。デレステが配信されてからというものの、多数の喜ばしいことやそうでないことがあり、あるいは1年間の間ついに叶えられなかったこともありました。今回はそのような諸々の出来事について総評しつつ、1周年に向けてモバマスオタクとしてのお気持ちを表明していきたいと思います。

※アイドルの扱いがどうのこうのみたいな弊ブログ得意の話が読みたい方は3番目の章から読んでください

基本的には期待を上回ったクオリティのゲーム内容

配信されてから1年が経ったデレステというゲームを評価するなら、基本的には「よくできたゲーム」という評価がふさわしいのではないでしょうか。デレステの一番の売りといえば何と言っても「3Dモデルによるアイドルのライブパート」ですが、この3Dライブは配信前に期待していたレベルの上を行く出来栄えだったと思います。3Dモデルがスゴい!という話は丁度ゲーム業界のカンファレンスイベントでCygamesの人が講演したようなので、ここでは割愛しようかと思います。詳しくは以下の記事をご参照ください。

gamebiz.jp

また3Dライブ以外にもクオリティの高い要素はいくつか挙げられます。その1つとして、やはりゲームの根幹をなすリズムゲームパートはデレステを語る上で欠かせないでしょう。デレステは一見かわいい女の子で飾り立てたキャラゲーに見えますが、だからと言ってリズムゲーム部分の開発はおろそかになっているかというとそんなことはなく、音ゲー経験者から見てもかなりやり応えのあるゲームに仕上がっていると思います。

またデレステの素晴らしいところとして、リズムゲームの上手さでプレイヤー間に大きな格差が生まれないようになっているという点が挙げられます。一般的に音楽ゲームといえば上級者の方が隠し要素の解禁やプレイ時間の延長(いわゆるアーケード音ゲーのEXTRA STAGE)などで有利になることがしばしばありますが、デレステのイベントではPROで周回するのとMASTERで周回するのとではそこまで大きな差が生まれないようになっています。

その一方で、例えばMASTERをクリアすることでリズムゲームをプレイすることなくMVを鑑賞できるようになるといったリズムゲームがうまくなること」に対するインセンティブが用意されていたり、ハイスコアアタックの面ではフルコンボが難しいMASTER+難易度を用意してそれに対するトロフィーを毎回用意したりするなど、リズムゲームが上手い人もそれなりに旨みがあるようなゲームデザインになっているのも評価に値するでしょう。

さて、3Dライブとリズムゲームが素晴らしいというのは説明しましたが、それを可能にしている重要なパーツがあります。ズバリ楽曲ですね。デレステでは2015年12月の『Snow Wings』に始まり、全く新しい5人組ユニットによる新曲を毎月のように発表してきました。楽曲はゲームデザインという面にはあまり関係ないのですが、やはりゲームを彩る大切な一部分として良いものがリリースされてきたと思います。

一方で、イベントストーリーやコミュパートといったシナリオ・テキストが絡む部分のクオリティにはややムラがあるというか、必ずしも万人から評価されるようなものにはなっていないのが残念なところです。例えば個人的には宮本フレデリカのストーリーコミュなどが印象に残っており、その他にも概して評価が高いコミュはいくつもあるのですが、一方で、人によってはその筋書きが理解できなかったり、あるいは画面の中でプレイヤーの分身となってアイドルと接するプロデューサーの言動があまりにも下品すぎて納得できなかったりするという事例もいくつも見られます。

実際のところ、デレステ運営はユーザーからの不満・意見をかなり柔軟に聞き入れて改善に活かしている方だと思います。例えば、2015年10月に一度だけあったSSR追加無しのガシャ更新はそれ以降一度もありませんでしたし、太田優の3Dモデルにほくろがないという問題もほどなくして修正されました(これは上の記事にも書いてある事案ですね)。それなのに、シナリオ部分では散々出ているユーザーからの不満に対して対応が鈍く見えるというのはやや納得がいかないところです。何か理由があるのか、それともシナリオに対して不満を抱くユーザーがノイジーマイノリティに過ぎないからなのか、実際のところはわかりません。ただ、やはり今や2次元アイドルコンテンツとして多くの支持者を抱えるコンテンツとなったシンデレラガールズだからこそ、シナリオライティングは多くの人が納得できるような最大公約数的な作り方をしてほしいと思います。

青天井ガシャはやめろと何度も言っている

これはずっと言ってきたことですし、他のプロデューサー諸氏も心に強く抱いていることだと思いますが、ある特定のアイドル(通常はそのガシャで限定排出されるか、新規追加されたSSレアのアイドル)を引くために運が悪ければ際限なくガシャを回し続けなければいけないという仕様はそろそろやめてほしいです。ぶっちゃけ本家ですら今はほとんどが天井のあるガチャ、悪くても何かしら限定排出のカードが当たりやすいような仕掛けのあるガチャをやっているのに、デレステではそれができないというのは理解に苦しみます。

株主総会でもぶっこまれてバンナム側は「誤認されないよう配慮している」と答えていますが、現状のデレステのガシャは公正であっても健全とはいえないでしょう。

ここで私の「公正」と「健全」の使い分け方について、ちょっと(かなり?)前に話題になったグラブルのガチャ騒動を例に説明しておこうかと思います。「公正」というのは、「ガチャがユーザーに示されているような仕方で正しく提供されている」という状況を指します。グラブルで言うと、「アンチラが出やすいと言ってたけど実は出やすくなかったかもしれない」*1というのが公正ではないという状況で、「『アンチラは○%、ベアトリクスは×%で排出されます』と先にユーザーに言っておいて、実際その確率の通りアンチラやベアトリクスが排出される」というのが公正な状況と捉えています。

一方で、「健全」というのは「そこそこガチャを回せばちゃんとレアアイテムが手に入る」という状況を指します。グラブルなら「ウン十万払ってガチャを回してもアンチラが出なかった」というのが健全でない状況で、「ガチャを300回回せば一応確実にアンチラが手に入る」*2というのが健全な状況であると考えています。

さて、デレステのガシャをこのような考え方に基づいて捉えると、やはり「公正」ではあるが「健全」ではないと言わざるを得ないでしょう。流石にデレステのガシャではSSレアは1.5%(乃至3%)で排出されていると思いますし、実際そうでなかったらそれは詐欺なので絶対にやっていないと信じています。しかし、だからと言ってそのガシャは健全であるということにはなりません。実際、月末が来るたびに何十万掛けてガシャを回したら狙ったアイドルが来たとか来なかったといった報告がよく見られますし、流石にそれがゲームへの課金として納得できるかできないかというと納得できない人の方が多いと思います。

話が長くなりましたが、要はデレステのガシャにも天井を用意して、一定回数ガシャを回したら目玉のアイドルが手に入る仕組みにするべきだと思う、というのがここで言いたかったことです。グラブルや本家のリミテッドドリームガチャのように、一定回数回すと確実に目玉のアイドルが手に入り、途中で目当てのアイドルが手に入り回すのをやめた場合はゲームに役立つスタドリ等のアイテムが手に入る、という仕組みが良いかと思います。本家の月末ガチャみたいな方式は「最悪の結果」が大して変わらないのでやめてほしいです。

開くアイドル間格差とデレステの“正念場”

実際のところこの記事で一番書きたかったこと、それはデレステに登場している(あるいは登場していない)アイドルの間で格差が非常に大きくなっているということです。シンデレラガールズに登場するアイドルをその人気や処遇から分類すると、以下のようになるかと思います。

  1. ソロCD*3デビュー済みで人気も一番手のアイドル
  2. 次にボイスが付きそうな非常に人気のあるアイドル
  3. 総選挙系のイベントで何度かランクインするなど、根強い人気があるアイドル
  4. アニメで抜擢されて声が付いたアイドル
  5. 総選挙系のイベントにはあまり顔を見せないものの、一定の支持層がいるアイドル
  6. まだデレステに実装されていないアイドル

さて、現在のデレステで言わば「優遇」されているアイドルはどの層になるでしょうか。当然1.の層がユーザーに対するウケも良く、ガシャ更新やイベントの際には登場機会を与えられることが多くなると思うのですが、個人的にその次に「優遇」されているのは4.の層だと思います。その理由は単純で、シンデレラガールズに登場するアイドルのうち、デレステで楽曲を与えられるアイドルは1.と4.の層に該当するアイドルだけだからです。

かつてのシンデレラガールズでは「ボイスが付くこと=CDデビュー=ソロ楽曲が与えられる」という図式が成り立っており、私の中では「楽曲をもらえる」ということがシンデレラガールズのアイドルにとって1つの到達点のように思われていました。そんな中、アニメでは「CDデビューを経ないでボイスが付く」という新たなパターンが生まれましたが、それでもなお「楽曲をもらえるかどうかは別問題で、おおむね総選挙等の順位が良い順に楽曲が与えられてCDデビューするのだろう」と思っていました。しかしながら、全く新しいオリジナルユニットによる完全新曲が与えられるデレステにおいて、その図式が崩れ去ってしまったことは否めません。

もちろん、一口に「アニメで声が付いたアイドル」といっても、元から総選挙等で高い順位に位置しておりいつCDデビューが発表されてもおかしくないアイドルもいました。上条春菜などがこれにあたると言えるでしょう。しかしながら、一部のプロデューサー諸氏にとっては受け入れられない意見になるかと思いますが、例えば藤原肇や喜多見柚といったアイドルを飛ばして楽曲が与えられるアイドルがいるのはどうなのかな、と思う部分が私にはあります。

ただ、だからといって、「アニメで声が付いたアイドルの贔屓をやめろ」と言うのは建設的ではないと思います。ここで私が提案したいのは、全てのアイドルに満遍なくスポットライトが当たるような施策を行ってほしいということです。例えば、本家のモバマスでアイドルが再登場する仕方として最もレア度が高いのはガチャの目玉イベント上位報酬ですが、人気アイドルしかこれらのポジションで再登場できないかというと、そうではありません。特に最近顕著な傾向ですが、ボイスが付いていないアイドルも頻繁にガチャ目玉やイベント上位報酬に抜擢されます。これと同様に、デレステでもボイスが付いていないアイドルにスポットライトを当てるイベントを行ったり、あるいはガシャの目玉として持って来たりするといいのではないかと思います。

ガシャ目玉という部分では、最近でも喜多日菜子や早坂美玲などボイス未実装アイドルのSSレア化が続いており、これからも期待できる部分だと思います。一方でイベントにボイス未実装のアイドルが登場するのは、イベントコミュがフルボイスになっており、またイベント自体が楽曲と非常に強く結びついたものである現状を鑑みると難しいかもしれません。しかし、ボイス実装済みアイドルがストーリーコミュとイベントコミュの2本立てで掘り下げられていく一方で、イベントに参加できないボイス未実装アイドルは掘り下げの手段が個別のアイドルコミュしか存在しないという現状は非常に危ういものだと思います。そこで、特に楽曲に結び付かないイベントであるシンデレラキャラバンやLIVE PARTY!!といったイベントにボイス未実装組を優先的に配置し、イベントを進めるごとにコミュを読めるようにするなどといった形で、どうにかボイス未実装組にもアイドルコミュ以外でユーザーの目に触れる機会を作ってあげてほしいと考えています。

このようなことを提案するのは、自らがボイス未実装組の担当Pだからという事情も大いにありますが、これからのデレステが“正念場”を迎えるための準備をする必要があると思うからです。というのも、これまでのデレステのガシャでは、アニメやCDなどで新規ユーザーにも古参ユーザーにもよく知られているボイス実装済みアイドルのみがSSレア化され、またそのためにガシャが強力な集金装置となっていました。しかしながら、まだSSレア化されていないボイス実装済みアイドルと、一度は限定SSレア化されてこれから恒常SSレア化されるのを待っているアイドルを除けば、これからは新規ユーザーにはあまり知られていないかもしれないボイス未実装アイドルもSSレア化していくことになります(というか、なっています)。

つまり、ぶっちゃけて言うと、これまではアニメ等で十分な知識がユーザーにあったために説明しなくても勝手に回っていたガシャが、もしかしたらユーザー側に知識がないために回らなくなってしまう*4、そういった状況を危惧して“正念場”と呼んでいます。前述の通りデレステで与えられるコミュが少なく、またアニメでも出ていないか喋らずにちょっと映っただけかのボイス未実装組を新規ユーザーによく知ってもらうには、やはり何らかの知識=物語を与える必要があると思います。

もちろん、こんな危惧は杞憂に終わるかもしれないという予感もあります。例えば先日レアとして実装された桐生つかさの紹介ツイートですが、

こんな感じで3000回以上のリツイートがあります。このリツイート回数はデレステ内のイベント告知ツイートとそう変わらないリツイート回数で、それだけ桐生つかさが注目を集めていることが分かります。

これはつかさというアイドルの強烈な個性や、いわゆる「語録」が話題になっていることが原因とも考えられますが、それらはアニメやCDで語られたものではありません。他ならぬ本家モバマスで形作られてきたキャラクターなのです。このように、デレステでは見ることができないが本家モバマスで見ることができるアイドルの個性やキャラクターというものをデレステから新規参入したユーザーにも触れてもらえれば、別にわざわざデレステでコミュを用意するまでもなくそのアイドルの魅力に気付けてもらえるでしょう。一番手っ取り早いのはデレステユーザーにもモバマスを触ってもらうことですね。

モバマスオタク お気持ち表明

ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。非常に長くなりましたが、以上で述べてきたことのまとめとして、最後にモバマスオタクからのデレステ1周年に向けたお気持ちを表明して締めたいと思います。

  1. デレステは基本的には面白いゲームなのでそのまま頑張ってほしい
  2. シナリオに関してはもう少しユーザー全体が納得できるようなものにしてほしい
  3. 青天井ガシャには無理があろうと思われます
  4. 残念だが「ボイスが実装されているアイドル」が優遇されているように映る現実がある
  5. 全てのアイドルにスポットライトが当たるようにイベントやコミュを企画してほしい
  6. デレステPはモバマスも是非やってください

こちらからは以上です。

*1:個人的には問題になったガチャでもちゃんと確率は上がっていたと信じていますが、今となってはいちユーザーの立場からは検証しようがないので事実関係を留保した表現にしておきます

*2:300回=9万円というのが果たして健全かという論点もあるかと思いますが、ここでは「天井がある」ということに意義を見出して健全としておきたいと思います

*3:CINDERELLA MASTERシリーズ

*4:こんなことを1ユーザーが妄想するのは非常におこがましいとしか言いようがないですが、やはりデレステの技術的に優れた作りは課金による回収があってこそとも思いますし、また何よりコンテンツを長続きさせるという観点からも重要なことです