Dreamdancer - 更新終了

モバマス初心者向け記事とかを書いていました。弊ブログの内容を転載したい方は最新記事をご覧ください。

機械学習で次に声がつきそうなモバマスアイドルを予測できるのか?(準備編)

ご無沙汰しております。烏龍茶です。

最近いろいろあって機械学習のイロハのイぐらいをべんきょうしたので、なんかモバマスで応用して面白いことできないもんかな~と思っておりました。しかしゲームのユーザー数は公称500万(本家)+1200万ダウンロード(デレステ)のモバマス、プロデューサーさんの中にエンジニアは少なからずいるでしょうし、中には既に機械学習でなんかしようと考えた(もしくは既になんかした)人もいるでしょう。そこでまず私は「モバマス 機械学習」でググってみました。するとこんなツイートが……

あっやばい(両方の意味で)本職の人や……

しかしながら私にはフリトレの相場はよくわかりませんし、あとフリトレの相場をスクレイピングする技術もよく知りません(あとBANされそう)。また、最近デレステのイベント等で心がささくれ立っていたこともあり、早く次に声がつくアイドルが知りたい!というか俺の担当アイドルに声をつけろ!というお気持ちもありました。そこで、今回はフリトレよりももうちょっとピュアな題材として、「次に声がつきそうなアイドル」を選んでみることにしました。

※この記事と以降の記事では仰々しく説明していますが、今回やることは少しパソコンに詳しい人なら誰でもできます。
機械学習等にあまり詳しくない方にも分かりやすいように説明するつもりですが、分からない点があればコメント等で質問してもらえれば答えます。
※筆者はほとんど素人なので、本職の統計屋さんや人工知能屋さんから見て不正確である・誤っている部分があればそれとなく指摘していただけると非常に有り難いです。

予測の流れ

今回の予測は以下のような流れになります。

  1. モバマスアイドルについてのいろんな情報を集めてまとめる
  2. そのデータが声がつくかどうかに本当に関係があるのか確かめる
  3. 教師あり学習を用いて、あるモバマスアイドルに声がついているのかどうか判別する分類器を作る
  4. ボイス未実装のアイドルについての情報を分類器に渡して、ボイスがついているのかどうか判別してもらう
  5. 分類器が「このアイドルはボイスがついています!!」と言ったアイドルは近々声がつくと思われる(おわり)

今後のブログで以上の流れについて逐一説明・報告していくことになりますが、今回は「教師あり学習」について説明してみたいと思います。

教師あり学習とは?

教師あり学習とは、人間が機械の先生となって学習例となるデータを渡し、あるものごとについて判断できるような機械を作るという手法のことです。機械学習の手法の中でも特に有力な分野の1つです。この説明ではちょっと抽象的ですし、あまりむずかしいことを言ってもしょうがないので、例としてモバマスアイドルを用いて教師あり学習について説明してみることにします。

例えば、モバマスには前川みく多田李衣菜というアイドルがいます。

彼女たちを見慣れている我々からすれば、どちらが前川みくでどちらが多田李衣菜かは簡単に見分けることができるでしょう。これは2人の新しいカードが出てもそうですし、二次創作で2人を描いたイラストであっても同じで、かなり高い確率で描かれている女の子がみくか李衣菜かを言い当てることができます。

なぜこのようなことが可能なのかというと、それはこれまでに我々が2人のイラストを多く見てきたからです。いろいろなイラストを見てきた結果、前川みくという女の子の特徴、そして多田李衣菜という女の子の特徴も同様に「なんとなく」頭の中に叩き込まれてきたわけです。

では、コンピュータにも同じようにたくさんのみくと李衣菜のイラストを見せて2人の特徴を学習させれば、コンピュータも我々と同様に2人を判別できるようになるのではないでしょうか。これが「教師あり学習」の原理です。

例えば、

この画像は前川みくです。これに対して、

この画像は多田李衣菜です。この画像を比べると、

  • みくは頭にネコミミをつけているが、李衣菜はつけていない
  • みくはヘッドホンを首にかけていないが、李衣菜はかけている
  • みくよりも李衣菜の髪の色の方が明るい

などの特徴があることがわかります。ここでは2枚しか画像を挙げませんでしたが、同じようにコンピュータに対して大量に画像を見せれば、我々が「なんとなく」把握しているみくと李衣菜の特徴をコンピュータも同様に把握でき、新しくみくか李衣菜が写った画像を見せればどちらの画像なのか判別できるようになるというのが教師あり学習の理屈です。*1

ちなみに、これからやろうとしている予測では数値で表された情報をコンピュータに渡すので、画像を渡して学習させる上の例よりも遥かに楽です。

以降の流れ

ということで、今回はまず教師あり学習について簡単に説明してみました。以降は先に述べた「予測の流れ」に沿っていろいろとやるわけですが、次はExcelを用いてモバマスアイドルについてのデータを集計・分析するところから説明しようかと思います。その後は実際にPythonというプログラミング言語を用いて分類器を作っていきます。

夏休みの間にある程度形になればいいなぁと思っていますが、何らかのアクシデント等が発生する可能性も考えられるので、あまり期待せずに見守っていただければ幸いです。

*1:ここでは学習した情報を元に新しく渡されたデータがみくか李衣菜かを判別する「分類」について説明しましたが、学習した情報を元に新しく渡されたデータから何らかの数値を算出する「回帰」というのもあります。例えばイベントの事情やアイドルの人気から上位報酬アイドルの相場を算出するみたいな話は「回帰」です。これからやろうとしていることは「分類」です

デレステスペシャルスカウトチケットおすすめアイドル一覧(17/09/03更新)

アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ」(デレステ)で好きなアイドル1人と交換できる「スペシャルスカウトチケット」(スカチケ)について、プレイヤーの目的や実用性といった部分からおすすめアイドルを紹介していきます。

注意! こちらは「スターライトステージ」のスペシャルガシャセット解説ページです。mobageソーシャルゲームアイドルマスターシンデレラガールズ」のスペシャルスカウトチケット解説ページはこちらです。

スペシャルスカウトチケット(スカチケ)とは?

※スカチケがどのようなものかについて理解している方・既にスカチケを購入済みである(その後どのアイドルを引き換えようか迷っている)方は読み飛ばしていただいて問題ありません

スペシャルスカウトチケット(スカチケ)とは、デレステで3~4ヶ月程度に1回販売される「スペシャルガシャセット」に付属してくるアイテムのことです。このスペシャルガシャセットは以下のような条件のもと販売されています。

  • 購入できる期間が決まっている(だいたい1ヶ月)
  • ゲームを開始した新規ユーザーは、ゲーム開始から一定期間の間購入できる
  • 有償スタージュエル2500個*1で購入できる(ゲームを進めるともらえる無償スタージュエルでは購入できない)
  • セット内容は「プラチナ10連ガシャチケット」と「スペシャルスカウトチケット」*2となっており、「スペシャルスカウトチケット」を使うとSSレアを含む全ての恒常排出アイドルの中から1人を選んでスカウトすることができる
  • 過去に期間限定で排出された限定SSレアや、シンデレラフェス限定のSSレアについてはスカウトすることができない
  • スカウトチケットは販売開始時点でガシャから排出されているアイドルしかスカウトできず、取っておいて後で新たなSSレアが追加されてから使用するということはできない

要は、通常のガシャ10回分のスタージュエルでどれでも好きなSSレアが1枚手に入るといった内容のものです。

スカチケおすすめアイドル

まず大前提として、恒常SSレアが実装されているアイドルの中で好きなアイドルがいる場合、そのアイドルをスカウトすることをおすすめします。デレステでは現時点で70種類以上の恒常SSレアが実装されており、通常のガシャで特定のアイドルを狙って引くことはほとんど不可能と言えます。そのため、好きなアイドルがいるなら確実に入手できるこの機会に入手してしまうのが無難と思われます。

とはいえ、既に好きなアイドルを入手済みであったり、あるいはこれと言って候補となるアイドルがいなかったりする方もいるかと思いますので、そのような方向けにおすすめできるアイドルを挙げていこうかと思います。

リズムゲームがあまり得意ではない方

クリアしやすくなる「判定強化」持ちがおすすめ

デレステでは最上位譜面の「MASTER」をクリアすることで自由に鑑賞できるMVが解禁されるため、「難しい楽曲もなんとかクリアする」ことは結構重要です。そのため、リズムゲームがあまり得意でない方には、BAD以上の判定なら全てPERFECTにしてくれる「判定強化」特技持ちのアイドルがおすすめです。

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長期戦でも耐久できる「オールラウンド」持ちも良い

また判定強化以外にも、COMBOボーナスとライフ回復を同時に行ってくれる「コンボボーナス」持ちも有用です。COMBOボーナスだけを持っているSSレアと比べるとスコアの上げ幅は小さく、またライフ回復だけを持っているSレアと比べるとライフの回復量は少ないですが、LIVE Grooveのように「ある程度のスコアを稼ぎたいけど、回復なしでは不安」な場面では非常に役に立ちます。

  • [ようせいのこ]遊佐こずえ
  • [SOUND A ROUND]松永涼
  • [ビビッド★エゴイスト]的場梨沙

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リズムゲームは無難にこなしており、汎用性の高いSSレアが欲しい方

効果量の高い「スコアアップ」がおすすめ

特にリズムゲームが苦手というわけでもなく、かといって極端に得意というわけでもないという方には、場面を選ぶことなく働いてくれる「スコアアップ」持ちのSSレアが有用です。その中でも、特技発動間隔や発動確率を考慮すると以下のSSレアが特におすすめです。

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  • [ルージュクチュール]三船美優
  • [ひみつの小夜曲]佐城雪美

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  • [夢みるプリンセス]喜多日菜子
  • [メイクミー・キスユー]赤城みりあ

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上記のSSレアは「4秒毎、高確率で一瞬の間、PERFECT/GREATのスコア17%アップ」という特技を持っており、スコアアップ特技の中では最も効果量の期待値が高いです。また、[ラブ!ストレート]中野有香[ひみつの小夜曲]佐城雪美に関してはセンター効果やパラメータがバランス型になっており、他のSSレアとも組み合わせやすいためかなりおすすめです。

リズムゲームがとても得意で、ALL PERFECTを狙うことも難しくないという方

デメリット付きだが効果量が高い「コンセントレーション」が良いかも

リズムゲームが得意で、MASTER譜面でも全てのリズムアイコンをPERFECTでクリアする(俗に言う「ALL PERFECT(AP)」)を達成することが難しくないという方は、デメリット付きではあるものの通常のスコアアップよりも効果量の高い「コンセントレーション」持ちが良いかもしれません。特技「スコアアップ」のスコアボーナスは17%ですが、「コンセントレーション」のスコアボーナスは18%です。ただし、「コンセントレーション」が発動している間にGREATが出てしまった場合コンボは切れてしまうというデメリットもあります。

上記のSSレアの特技は「11秒毎、高確率でしばらくの間、PERFECTのスコア18%アップ、PERFECTのみCOMBO継続」となっており、スコアアップ特技と比べると「11秒毎、中確率でかなりの間、PERFECT/GREATのスコア17%アップ」よりちょっと強く、「4秒毎、高確率で一瞬の間、PERFECT/GREATのスコア17%アップ」よりはちょっと弱いという特技になっています。コンセントレーションに関してはデメリットもありますが、スコアアップとコンセントレーションで迷っており性能を重視したいという場合は選択肢の1つに入れても悪くないと思います。


かなりさっぱりとしたSSレア紹介記事になりましたがいかがでしたでしょうか。こちらの記事を参考にしていただき、皆様が楽しいデレステライフを送れれば幸いに思います。

(余談)2017年1月に更新して以来全く手付かずだったこちらのデレステのスカチケおすすめアイドル一覧ですが、弊ブログの記事の中ではほぼほぼアクセスがなかったこと、また内容的にも他のサイトと大きな違いがなく面白みがあんまりなかったことを考慮し、今回(2017年9月)のスカチケ更新を機に独自の視点でいろいろと書き直すことにしました。この記事でも書いた通りスカチケは「見た目や好みで選ぶ」というのが鉄板なのでこの記事がどれぐらい意味のあるものになるのかわかりませんが、何かしら参考になればいいなぁと思います。

*1:3200円で有償スタージュエル2560個のセットを購入できるので、コンビニなどで3200円分のバリアブルコードを買えばちょうどぴったりスカチケの分だけで課金を抑えられます

*2:2周年記念のスペシャルガシャセットには「Sレアスカウトチケット」も封入されていますが、今後のスカチケでどうなるかはわかりません

「シンデレラガールズを『アニマス化』しないでください」の弁明

ちょっと前の話になりますが、拙稿シンデレラガールズを「アニマス化」しないでください - Dreamdancerツイッターで少し話題になったらしいです。別にいつの記事だろうがツイッターなり他のブログなりで私のブログ記事を紹介していただくのは一向に構わないのですが、随分前に書いたアレな記事が今更話題になったということで少し驚きました。これをきっかけに当該記事を改めて読み直したり、この記事に言及した方の考えを読んでいろいろと思うところがあったので、「シンデレラガールズを『アニマス化』しないでください」という記事についてやや誤解を受けている部分などを補足し、ついでに現状を鑑みてシンデレラガールズは「アニマス化」したのか?そしてそれは良いことなのか?ということについて自分の考えを書いておきたいと思います。

当該記事が書かれた背景について

一部の方が勘違いされていたようですが、この記事が書かれたのはバズった当初(2016年5月)ではなく、今から2年半前の2014年12月です。つまり、この記事が書かれた時期にはまだシンデレラガールズのアニメは放送しておらず、スターライトステージはタイトルの発表すらされておらず、またついでに言うと最近発表された4thライブの出演者も発表されていないのです。ですので、「アニメを見たらアニマス化なんてしてないことがわかる」「スターライトステージがあるんだからアニマス化なんてしていない」「4thライブSSA公演の1日目にCPがいないのにアニマス化とか抜かしてるのはアホだからなの?」みたいな反応をされても困るというか、困ります。

またこの「2014年12月」がどういう時期だったかというと、

  • 前月の11月にCINDERELLA MASTERの第7弾が発表されたものの、アニメPVや属性別キービジュアルで姿を見せていた櫻井桃華はメンバーに入っていなかった
  • 3周年キャンペーンに合わせて「アニバーサリーボイスアイドルオーディション」が開催され、またその宣伝コピーが相当不快に思われていた
  • ボイス実装済みのアイドルはライブでパーティーなのに、未実装のアイドルは声帯争奪戦をやらねばならんのか?と気持ちが荒んでいた

個人的にかなり気が滅入っていたという事情があります。ここらへんの(特に一個目の)事情はあくまで個人的なので記事を読む上で考慮してくれというつもりはないのですが、当時の心持ちの中で「アニメではシンデレラプロジェクトというのが出てくるらしい」という情報を受け、かなりシンデレラガールズの行く末について危機的な見通しの中でああいう記事を書いたということをここで補足させていただければと思います。

シンデレラガールズは「アニマス化」したのか?

以上で記事自体について補足説明をさせていただきましたが、では実際シンデレラガールズは「アニマス化」したのでしょうか? ツイッターでも様々な意見を拝見しましたし、何かこの問いに対して1つの答えがあるわけではないと思いますが、せっかくなので私の考えを述べておきたいと思います。

結論から言うと、シンデレラガールズはアニメ化を境に多少変質したが、当時危惧していた状況よりは遥かにマシであるように思うというのが私の答えです。以下、当該記事で「アニマス化」のステップとして説明されていた事態を順番に検討していきたいと思います。

シンデレラガールズというコンテンツが「シンデレラプロジェクトの物語」と同義に扱われるようになる

これはそんなに当たっていないと思います。実際にアニメのふたを開けてみると、城ヶ崎美嘉やKBYD、あるいは2ndシーズンに入ると木村夏樹やプロジェクトクローネといった「シンデレラプロジェクト」の外のアイドルがストーリーラインの根幹に関わるような形で登場していますし、あとぶっちゃけ「シンデレラプロジェクト」という枠組み自体が半分形骸化したような形で終わってしまった*1ので、「シンデレラガールズといえばシンデレラプロジェクト!」という印象を持った人はそこまでいないのではないでしょうか。そういう意味ではシンデレラプロジェクトは「765PRO ALL STARS」のような、非常に結びつきの強い集団にはならなかったと言えます。

アニメで与えられたキャラクターや立ち位置が各アイドルに固定される

この問いについては、ある一面ではかなり当たっているように思います。例えばLOVE LAIKAの今ではすっかりレズキャラとして定着しており、アニメ放送終了以降も節目節目で両アイドルの担当プロデューサー諸姉諸兄がうんざりしている場面をしばしば目にします。その他に*(アスタリスク)の2人も同じような扱いをしばしば目にしますし、赤城みりあはアニメでの一言の台詞が相当バズって彼女の代名詞のようなものになりました。そして「アニメで与えられたキャラクターや立ち位置」といえば何と言っても本田未央の問題があると思います。一部のエピソードで突飛な言動をさせられた結果、予備知識なしでアニメを見た視聴者からは一定の反感を持たれてしまったのではないでしょうか。2016年にもなってこの話を蒸し返すのはどうかと思うのでここでは割愛しますが、とにかく「アニメで新しく与えられたキャラクターや立ち位置が視聴者にインパクトを与え、一定の定着を見せた」というのは間違いないと思います。

ただ、アニメ化する以上こういった現象は多少仕方がないものとも思います。程度の差はあれどアニメの中で新しくユニットを組めばその中で新しい関係性は生まれるでしょうし、アニメの中のキャラクターの一挙手一投足が話題を呼んでオタクの間で流行るというのも別にシンデレラガールズ特有の現象ではありません。ついでに言うと、アニメで与えられた「新しいキャラクターや立ち位置」にインプレッションを受けて様々な人が様々な形で二次創作をするのは当人の自由ですし、それを楽しみたい人が楽しむのも当人の自由です。問題は「公式がアニメで与えられたキャラクターに引っ張られた設定の付与やストーリー展開をしない」ということで、視聴者がどう受け取るか以上にこちらの方が重要です。

「公式がアニメで与えられたキャラクターに引っ張られている」かというと、どちらかといえばそうではないと私は考えます。ここでの公式はモバマスデレステのことを指しますが、まずモバマスではアニメ以降もこれといってアニメに引っ張られた展開をしているようには見受けられませんし、デレステの方でもアニメと繋がっているようで繋がっていなさそうという微妙な世界設定のために何とも言えない部分もありますが、極力そういうことがないようにしているようには思われます。特に、『Snow Wings』以降のデレステオリジナル曲を矢継ぎ早にリリースしていくという方針を見ると、アニメでのユニットを深めるというよりは新しいユニットを組んで新境地を探求していくというような姿勢が感じられます。

もはやアニメに登場するCP+声つきの面々だけでシンデレラガールズというコンテンツがやっていけるようになる

これは何とも言えません。モバマスでは相変わらずボイス実装済み/未実装に関わらず「これまで通り」にSレアが追加されたりされなかったりしますし、デレステでもボイス未実装だからといってアイドルを実装しないということはなく、むしろ毎月絶え間なく実装しており、さらにはSSレアにボイス未実装のアイドルを充てるといった施策も行っていることから、「CPとボイス実装済みのアイドルだけでシンデレラガールズをやっていく」という気はあまりないように感じられます。

しかし、それでもやはりデレステではボイス実装済みのアイドルと未実装のアイドルでは扱いに大きな差があると思っています。というのも、ここ最近は毎月のようにデレステオリジナル楽曲がリリースされていますが、この楽曲でフィーチャーされるのは当然ボイス実装済みのアイドルだけであり、どう頑張ってもボイス未実装のアイドルは抜擢されることがないからです。もちろんアニメをきっかけにボイスが実装されたアイドルが増えそのアイドルによる楽曲も増えていくという流れは、シンデレラガールズというコンテンツの幅が広がっていくことにつながることで間違いなく良いことなのですが、やはりモバマスの総選挙やボイスオーディション系の企画でいくら上位に入っても「アニメに出たか出ていないか」でこのような差があると少し残念に思う気持ちもあります。

したがって、この問いに対しては「ボイス未実装のアイドルが放置されるというようなことはないが、ボイス実装済みアイドルが非常に有利な状況には変わりがない(むしろデレステの登場によって有利な傾向は強まっている)」という答えを出さざるを得ません。

最終的に役目を終えたモバマスは「その他148人」と共に葬り去られる

先述の通りボイス未実装のアイドルであろうとデレステには続々と移植されていますし、「その他148人」(今ではこの数もかなり減っているとは思いますが)が葬り去られるという事態はないでしょう。この懸念はデレステの登場とその運営体制によって完全に打ち砕かれたと言えます。

ただ、最近のドリームチャンス系ガチャの景品の減り方を見ると「モバマスが終わる」ということ自体は机上の空論とまでは断定できず、少し冷や冷やしていますが……せめてアイドルを全員デレステに移植するまでは生き永らえてほしいところです。

アニマス化」は是か非か

ここまでいろいろとシンデレラガールズが「アニマス化」したかどうかについて検討してきましたが、かつて私が危惧した「アニマス化」のような状況にはならずとも、シンデレラガールズをとりまく状況はかなり変容しているように思います。アニメの放送に関してはいろいろありましたが、そこで増えたシンデレラガールズのファンをうまくデレステ流入させることに成功し、その結果「シンデレラガールズ」というコンテンツ自体はアニメ放送前よりも格段に盛り上がっていると言えるでしょう。あえてアニメを境とするシンデレラガールズの変容を「アニマス化」と名付けるなら、それは良かったことと言えると思います。しかし、その変容が完璧につつがなくなされてきたかというと、先述してきた通りそうでもない部分もあるかと思います。そのような変容の流れで「割を食っている」と思うようなファンが極力いないよう、運営はさまざまな施策でフォローを入れていくべきでしょう。

新参のファンも古参のファンも、共にシンデレラガールズを楽しもうと思えるような、そういうシンデレラガールズになっていくことを願って本稿の締めとしたいと思います。

*1:ほとんどのエピソードはシンデレラプロジェクトの中のユニット(new generationsやLOVE LAIKAなど)の中の問題を解決するという形で進みましたし、アニメの終盤は島村卯月(あるいはnew generations)のためのエピソードという形になっていました。節目のライブやそれに向けた合宿回など以外で「シンデレラプロジェクト」が意味を有する枠組みになっていたことはあまりなかったように思います

モバマス小ネタ集 #1

トークバトルショーオールスターSPの各中間ボーダー

1位 30位 300位 報酬アイドル
1stランキング 70,901,531pt 18,503,313pt 10,597,984pt 速水奏
2ndランキング 48,756,210pt 13,707,387pt 6,705,014pt 財前時子
3rdランキング 71,898,890pt 14,521,746pt 6,439,538pt 南条光

第5回シンデレラガール総選挙で無課金でも手に入った投票権枚数は……

期間中のログインボーナス

32枚(4月7日~5月8日)

お花見ロワイヤル

6ラウンド×累計pt報酬15枚+メダルチャンス20枚=110枚

サバゲーアイチャレ

9ラウンド×累計pt報酬15枚+メダルチャンス20枚=155枚

PMF#27

累計pt報酬36枚+メダルチャンス20枚+12戦×対戦勝利報酬2枚*1=80枚

DLF#21

8ラウンド×累計pt報酬15枚+メダルチャンス20枚=140枚

つまり……

毎日ログインさえすれば手に入る枚数: 32枚
毎日イベントをそれなりに頑張れば手に入る枚数: 381枚
メダルチャンスをすべて掘り尽くせれば手に入る枚数: 80枚
フェスの勝利数に応じて手に入る枚数: 24枚
合計: 517枚

第5回総選挙期間中にガチャで登場したアイドル

----- ここで中間発表 -----

*1:フェスで勝利できるかどうかはマッチングの運や相手プロダクションのやる気にも左右されるので難しい

第5回シンデレラガール総選挙・動向と予想

ここ数年決まって3月末に告知・開始していたため一時は中止が疑われることもあったシンデレラガール総選挙ですが、無事に今年も開催される運びとなり、また投票が始まって早1週間が経ちました。ここで去年以前とはかなり大きく異なる総選挙の形式と傾向、また結果も含めた今後の予想をまとめていきたいと思います。

今年の総選挙が去年以前と異なる点

投票期間が長い

去年(第4回)の投票期間は3/31~4/17の18日間であったのに対し、今年の投票期間は4/7~5/9の33日間と約2倍まで長くなっています。投票期間が長いこと自体が直接総選挙の結果や動向に影響するわけではありませんが、ログインボーナスやイベントのデイリーpt報酬など、無課金でも投票券を手に入れられるチャンスが多いという状況になっています。例えばイベントの数を比べても、去年は投票期間中に開催されていたイベントが花見DEドリフェスと御伽公演ツアーの2つのみだったのに対し、今年はお花見ロワイヤルと今日開始したサバゲーアイチャレの2つが既に開催されており、また投票期間が終わるまでの日程的にあと2つほどイベントの開催が見込まれます。

無課金でも投票券を入手できる機会がかなり多い

総選挙期間中に無課金で投票券を入手する手段としては、ログインボーナスとイベント報酬(「チャレンジpt報酬」などの累計pt報酬とメダルチャンスの景品)の2つがあります。去年までもこれら2つの入手経路は存在していましたが、そこで配られる投票券の数が今年と去年とでは圧倒的に差があることが既に分かっています。具体的に数を書くと、

  • 去年のログインボーナス:3枚
  • 去年のイベント:55枚*1

と去年は合計58枚に留まっていたのに対し、今年は現在確定している分だけでも

  • 今年のログインボーナス:33枚*2
  • 今年のイベント:250枚*3

と実に283枚も獲得することができます。実に現時点で約5倍、今後のイベント追加などで増えていく分も加味すればさらに多くの投票券が無課金でも獲得できることになります。もちろん、無課金層だけではなく、総選挙期間中にガチャも回して投票券を確保する層もこれらの投票券は確保するはずなので、ガチャ由来の投票券がカギを握っている状況にはあまり変わりがないかもしれませんが、それでも無課金層による投票の重要性は以前の総選挙よりもかなり上がっていると思われます。

ガチャを回すことで獲得できる投票券の数が限られている?

先ほども述べたとおり、総選挙ではガチャで入手できる投票券がカギを握っていることは確かだと思います。それは例年総選挙期間に被せられた月末ガチャの目玉アイドルがそのまま最終結果上位にランクインしていることからも明らかでしょう。しかし、今年はそのガチャを回すことで獲得できる投票券の数が限られているようです。

現在開催されている「紺青のゆらめきドリームチャンスガチャ」では投票券が獲得できますが、投票券が獲得できるガチャは回数制限のある特別ガチャに限られています。現在のところ開催されている特別ガチャで獲得できる投票券を合計すると、223枚*4と無課金で入手できる投票券の数と大差ありません(というか、現状むしろ少なくなっています)。

ただし、この状況は現在の1つ前の「オンリーマイスターリミテッドガチャ」でも同様でしたが、次に開催されるガチャやその次(月末)でも同じ仕様であるとは限りません。特に月末ではこれまで通り通常ガチャでも投票券が獲得できる仕様になる可能性もあり、その場合これまで同様青天井で回せることになります。しかし現状では、1つのガチャを回せるだけ回して投票券を確保したところで、「自分のかわりに投票してくれる無課金ユーザーが1人増える」ぐらいの効用しか得られないことになります。

現状を踏まえた今回の動向予想

最上位:ガチャ目玉に抜擢されたアイドル有利は揺るがない

前項でつらつらと述べた通り、今回の総選挙はこれまでと比べて「無課金有利、課金者やや不利」という状況になっていると思います。しかしながら、「シンデレラガール」の栄冠を争う最上位の争いではやはりガチャ目玉に抜擢されたアイドルの誰かがなることは間違いないでしょう。シンデレラガールの候補となるようなアイドルには当然無課金・課金者ともに相当数の支持層が存在しており、その中でもガチャ目玉に抜擢される=ガチャを回せば目当てのアイドルが獲得できる可能性があり、しかも投票券が得られるというインセンティブが発生するアイドルは他のアイドルよりも一歩前へ出ることは間違いありません。

中間層:無課金層の押し上げで実力派アイドルの巻き返しを期待

一方、熾烈なシンデレラガール争いから一歩下がったところでは、中盤~やや低めの順位で停滞しているボイス実装済みアイドルが一気に順位を上げてくるかもしれないと予想しています。一度ボイスが実装されてしまったアイドルは、ある程度の間隔で強Sレアが追加されることがほぼ保証されており、また担当Pの票が他の2番目、3番目……に好きなアイドルへと流れるという現象が考えられるため、順位としてはやや停滞気味になることがあります。無課金で入手できる票が非常に増えた今回は、そのようなアイドルに票がある程度戻ってくることが予想されます。特に、前回まではあまり課金できず票数としては貢献できなかったライト寄りユーザーの票がガッツリ入り、上位9人には入らないまでもそれなりに良い順位へ返り咲くアイドルが複数出るのではないかと予想しています。

ボーダーライン付近:穏やかながら着実に人気をつけてきたアイドルが顔を見せるか

50位のボーダーライン付近になると、無課金票の重要さはさらに増してくるでしょう。これまではどちらかというとガチャ由来の投票券がどれだけ入るかによって50位に滑り込めるかが決まってきましたが、今回は無課金票の比重が増したことにより、担当Pの尽力で着実に支持層を増やしてきたアイドル、ぶっちゃけて言えば昔からシンデレラガールズを支えてきたもののこれまで総選挙の類ではあまり結果を残せなかったアイドルが何人かランクインすると考えています。50位付近となると一般的にはあまり注目されない部分かもしれませんが、それでもやはりこれまでランクインしていなかったアイドルがランクインすると嬉しいものです。ここは大いに躍進を期待しています。

結果予想

最後に総選挙結果の予想ですが、やはり最も重要なのは今月末ガチャの目玉でしょう。ただ、アイドルやその担当Pに罪はありませんが、去年の総選挙合わせの月末ガチャ目玉が非常に強く総選挙の結果を誘導する方向に働き、それが批判を受けたことは運営としても認識しているものと思います(それを踏まえての無課金票の増量だと思います)。したがって、月末は誰がシンデレラガールになっても納得できるアイドルが配されるものと考えられます。このことと再登場間隔を合わせて検討すると、やはり各所でも言われている通り

という目玉の月末ガチャになるものと思います。卯月は言うまでもなくシンデレラガールズの顔であり、楓は絶大な支持を受けながら未だ無冠の女王、愛梨は初代シンデレラガールと「文句がない」布陣になると思います。正直この3人ならいっぺんに出さなくても1人ずつ3ヶ月の月末ガチャに分配していいレベルではあると思いますが、逆にこの3人のうちの1人が単独で今月末に出てしまえば、その時点で彼女のシンデレラガール戴冠が決まってしまいかねないほど実力があるアイドルとも言えると思います。なので、やはり「ユーザーを納得させつつ理想的なシンデレラガールを導く」にはこの3人でガチンコ勝負をさせるしかないのだと思います。

これを踏まえて、最終結果の属性上位3人は以下のようになると予想します。

パッション
  1. 十時愛梨
  2. 本田未央
  3. 高森藍子

そして、第5代シンデレラガールの栄冠は高垣楓の頭上に輝くものと予想します。

何の面白みもない予想ですみません。それではあと3週間、総選挙頑張りましょう。

*1:花見ドリフェスは8ラウンド×1ラウンドの累計pt報酬2枚+メダルチャンス5枚=21枚。御伽公演ツアーは7ラウンド×1ラウンドの累計pt報酬2枚+メダルチャンス20枚=34枚

*2:今年はログインボーナスで1日1枚もらえる

*3:お花見ロワイヤルは6ラウンド×1ラウンドの累計pt報酬15枚+メダルチャンス20枚=110枚。サバゲーアイチャレは9ラウンド×1ラウンドの累計pt報酬15枚+メダルチャンス5枚=140枚。ただし、アイチャレは今後のアイドル追加に伴うメダル箱追加でさらにに獲得できる投票券が増えると思われる

*4:4/16(土)0時現在。今後特別ガチャの追加で増える可能性は高い

(2016年11月版)グラブル常設マルチバトルまとめ

3/10の2周年アップデートでいろいろマルチバトルが増えてよく分からなくなってきたので自分用にまとめます。

※いわゆる「島H」(ティアマト、アドウェルサなど)以下の難易度のマルチバトルについては省略しています。
※難易度等については筆者の主観が大いに入っています。
※特に最近追加された報酬などで誤った情報が入っている可能性もあるので、過度に信頼しないでください。またそのような情報がありましたら指摘していただけると幸いです。

難易度について

全て主観です。

  • ★ … 初心者でも方陣SRやイベント報酬SR・SSRをこつこつ集めていけば確定流しできる
  • ★★ … 上級者なら確定流しも可能だが、基本大人数で挑む想定と思われる
  • ★★★ … 複数人で挑むことが前提のマルチバトル。強い人がそれなりに参加しないと失敗の可能性もある
  • ★★★★ … 戦法と敵の行動パターンについて心得があれば撃破できる
  • ★★★★★ … 最低でもマグナ完成レベル以上の参加者を集めなければクリアは難しい
  • ★★★★★★ … 高い戦力を持つプレイヤーが集まりかつしっかりとした連携ができなければクリアできない

星晶獣マグナ

クエスト名 属性 難易度 ディール 目玉報酬
ティアマト・マグナ討伐戦 なし 方陣武器
コロッサス・マグナ討伐戦 なし 方陣武器
リヴァイアサン・マグナ討伐戦 なし 方陣武器
ユグドラシル・マグナ討伐戦 なし 方陣武器
シュヴァリエ・マグナ討伐戦 なし 方陣武器
セレスト・マグナ討伐戦 なし 方陣武器
  • トリガー:各星晶獣に対応するマグナアニマ
  • 自発回数制限:それぞれ1日3回まで

まずはどのプレイヤーもここに通うことになると思われる、いわゆる「マグナ」討伐戦。マグナで敵HPを半分まで削ってから救援に流す「確定流し」ができるようになれば、方陣SSR武器を集める効率が上がり、さらに戦力を増強することが可能になる。

召喚石マルチ

クエスト名 属性 難易度 ディール 目玉報酬
フラム=グラス討伐戦 ★★ なし エッケザックス
マキュラ・マリウス討伐戦 ★★ なし オベロン
メドゥーサ討伐戦 ★★ なし ペルセウス
ナタク討伐戦 ★★ なし ナラクーバラ
アポロン討伐戦 ★★ なし アルテミス
オリヴィエ討伐戦 ★★ なし コルタナ
  • トリガー:属性に対応するジーン50個または竜鱗6個
  • 自発回数制限:それぞれ1日2回まで

もともとはガチャ石を最終上限解放するためのアニマを集めるためのマルチバトルで、それぞれ対応するガチャ召喚石をLv100にしていないと自発できなかったが、2周年のアップデートで条件が緩和され、誰でも自発できるようになった(トリガーにも竜鱗6個という選択肢が加えられた)。マグナ討伐戦を数分で軽々とソロ討伐できてしまう人なら確定流しもそこまで難しくはないが、HPはそれなりに多いためやはり複数人で戦うのが定石。

目玉としてはグランデに挑むためのトリガーを交換するのに必要なマグナアニマ*1と、2周年アップデートで追加された武器6種(火から順に「エッケザックス」、「オペロン」、「ペルセウス」、「ナラクーバラ」、「アルテミス」、「コルタナ」)がある。これらの武器は無印のものと「オールド」がつくものがあり、無印は通常スキル(紅蓮、霧氷……)を持ち、オールドはマグナ召喚石の影響を受ける方陣スキル(機炎方陣、海神方陣……)を持つ。スキル以外のステータスや見た目は変わらない。理想的な編成を実現するにはどちらも集める必要があるが、どちらかと言えば通常スキルを持つ無印の方が重要。

武器自体の評価としては、エッケザックス・コルタナの評価が非常に高い。オベロンも優秀だがフェンリル討滅戦で手に入る武器が強すぎるのでやや霞む。残りの3つは実用性があまりない。

なお、恐らく2周年アップデートから銀箱でパンデモ4層で手に入るトレジャー(「巨人の書」など)がドロップするようになった。これらは英雄武器の強化に用いる。

新召喚石マルチ

クエスト名 属性 難易度 ディール 目玉報酬
アテナ討伐戦 ★★ なし アテナ武器
ラニ討伐戦 ★★ なし ラニ武器
バアル討伐戦 *2 ★★ なし バアル武器
ガルーダ討伐戦 ★★ なし ガルーダ武器
オーディン討伐戦 *3 ★★ なし オーディン武器
リッチ討伐戦 ★★ なし リッチ武器
  • トリガー:属性に対応するジーン50個または竜鱗6個
  • 自発回数制限:それぞれ1日2回まで

もともとは旧召喚石マルチ6種と同じ扱いだったが、アップデートを経て固有の武器がドロップするようになった。現在では旧召喚石マルチよりもこちらの方が重要度が高い。

ドロップする武器

それぞれのマルチバトルから、以下の5種類の武器がドロップする。

  • 属性に対応する方陣SSR武器(コロッサスケーン・マグナ、レヴィアンゲイズ・マグナなど)
  • それぞれの召喚石に対応する固有の武器(アテナ武器、グラニ武器……)
召喚石固有の武器の評価
  1. アテナ武器

火属性の槍「エリクトニオス」は現環境の火パーティで最も重要。HPを犠牲に攻撃力を上げる暴君スキルと連続攻撃確率を上げる三手スキルをあわせ持っているため、この武器と召喚石「アグニス」を組み合わせることが1つの目標となる。また、火属性の剣「パラスの剣」については攻刃大守護中とやや見劣りするように思えるが、こちらの武器は「エリクトニオス」で減ったHPをカバーするために1本~2本あることが望ましいので有用。

  1. ラニ武器

水属性の弓「シグルズの弓」は特に強い武器ではない。水属性の格闘武器「ヴィルヘルム」は暴君にクリティカル発生率を上げる技巧スキルがついているため、召喚石「ヴァルナ」やフェンリル討滅戦で手に入る武器と組み合わせて水パーティの編成に食い込む可能性がある。

  1. バアル武器

土属性の槍「ソロモンドライブ」は攻刃と背水が組み合わされている強い武器で、エリクトニオスと同様こちらも現環境の土パーティでは最重要の武器となる。土属性の銃「マイムールヴィジョン」は暴君スキルに加え、連続攻撃確率が上がる二手とクリティカル発生率が上がる技巧が組み合わさったスキル「克己」を持っている。暴君スキルの関係からHPを確保するために大量に入れることは現実的には考えられないが、こちらもソロモンドライブと合わせて2~3本編成に入れたい武器。土パのHPはウォフマナフ討滅戦で手に入る「裁きの鳴雷」や、世界樹の雫枝・マグナで確保したい。

  1. ガルーダ武器

2種とも特に有用性はない。これまで通りティアマグ銃を集めるのが吉。

  1. オーディン武器

光属性の槍「グングニル」は、中スキルではあるが攻刃と克己を持ち合わせている。現状シュヴァリエソード・マグナの強さが段違いなため複数本欲しい武器ではないが、召喚石「ゼウス」を使った編成を考えるなら1本はあっても良い武器。光属性の楽器「スレイプニルシュー」は背水とHPが少ないほど防御が上がる堅守スキルを持っているが、こちらはあまり実用性がない。

  1. リッチ武器

2種とも特に有用性はない。ケルベロス・オーダー等を軸に武器を集めるのが良い。

星晶獣マグナHL

クエスト名 属性 難易度 ディール 目玉報酬
ティアマト・マグナHL ★★★ なし 方陣武器・緑星の輝き
コロッサス・マグナHL ★★★ なし 方陣武器・赤星の輝き
リヴァイアサン・マグナHL ★★★ なし 方陣武器・青星の輝き
ユグドラシル・マグナHL ★★★ なし 方陣武器・黄星の輝き
シュヴァリエ・マグナHL ★★★ なし 方陣武器・白星の輝き
セレスト・マグナHL ★★★ なし 方陣武器・黒星の輝き
  • トリガー:星晶獣マグナの固有トレジャー(嵐竜の琥珀眼やプロミネンスリアクターなど)3個
  • 自発回数制限:それぞれ1日2回まで

2015年秋から順次追加されたハイレベルマルチバトル。どのマルチバトルもオリジナルのマグナ討伐戦よりかはいやらしくなっているが、参戦条件であるRank101以上を満たすプレイヤーがそれなりに集まれば難なく攻略可能。主な目玉報酬は方陣SSRの最終上限解放に必要な「◯星の輝き」で、参加すれば必ず1個ドロップする。また方陣武器もオリジナルのマグナ討伐戦と同様に(こちらの方が確率が高いかどうかは不明)ドロップする。より上位のHLマルチと比べて気軽に参加できるものの、ワンパン放置や参戦者不足が原因で行き詰まっているバトルもしばしば見られる。

召喚石マルチHL

クエスト名 属性 難易度 ディール 目玉報酬
ナタクHL ★★★★ 確率 プシュケー・古代武器
フラム=グラスHL ★★★★★ 確率 プシュケー・古代武器
マキュラ・マリウスHL ★★★★ 確率 プシュケー・古代武器
メドゥーサHL ★★★★★ 確率 プシュケー・古代武器
アポロンHL ★★★★ 確率 プシュケー・古代武器
オリヴィエHL ★★★★ 確率 プシュケー・古代武器
  • トリガー:真なる(対応属性)のアニマ1個
  • 自発回数制限:それぞれ1日1回まで

マグナ同様2015年秋から順次追加されたハイレベルマルチバトル。こちらは参戦可能人数が6人とかなり絞られており、なおかつ敵の強さも段違いとなっているため、装備強化や行動パターンの把握などよく準備しないと失敗する可能性もあるマルチバトルになっている。フラム=グラスとメドゥーサに限って難易度が非常に高くなったが、ゲームバランス調整を経てややマシになった。いずれのマルチバトルについても、自発する際はツイッターや掲示板などで役割分担の確認をしつつメンバーを集める必要がある。

報酬は必ず1個ドロップするプシュケーが目玉で、こちらも方陣SSRの最終上限解放に必要。さらに2周年アップデートでディールが確率で発生するようになり、ディールからは古代武器と古代武器オールドを獲得できるようになった。また赤箱からはヒヒイロカネがごくごく低い確率で出現する。

高級鞄HL

クエスト名 属性 難易度 ディール 目玉報酬
プロメテウスHL ★★★★ なし アニマ
カー・オンHL ★★★★ なし アニマ
ギルガメッシュHL ★★★★ なし アニマ
バイヴカハHL ★★★★ なし アニマ

加護は大したことないが召喚効果で属性攻撃力・属性耐性が上がるSSR召喚石、いわゆる「高級鞄」の最終解放用のマルチ。これらの召喚石をLv100にした人以外は特に関係のないマルチで、報酬も特に目玉となるものはない。

ローズクイーン

クエスト名 属性 難易度 ディール 目玉報酬
ローズクイーン討伐戦HL *4 ★★★★ 確定 銀天の輝き
  • トリガー:虹星晶10個
  • 自発回数制限:1日1回まで

初めてディールが実装されたハイレベルマルチバトル。難易度はナタクHLと同程度か少し難しいくらいで、ある程度の戦力を持つプレイヤーが集まればクリアは可能。目玉は確率でレアドロップする銀天の輝きで、英雄武器の強化に必ず3個必要なことから重要視されている。ディールでは英雄武器のレプリカ・デビルエレメント・プチデビルエレメント・ジョブの証が入手できる。

すごい召喚石マルチ

クエスト名 属性 難易度 ディール 目玉報酬
邂逅、黒銀の翼 ★★★ なし バハムートの角
邂逅、黒銀の翼HL *5 ★★★★★★★ 確定? バハムートの紫電
降臨、調停の翼 ★★★★ 確定 銀天の輝き・蒼の羽根・万象の蒼角
トリガー
  • 邂逅、黒銀の翼 … 星の砂*6
  • 邂逅、黒銀の翼HL … バハムートの角
  • 降臨、調停の翼 … 調停の明星*7
自発制限回数
  • 邂逅、黒銀の翼 … 1日3回まで
  • 邂逅、黒銀の翼HL … 1日1回まで
  • 降臨、調停の翼 … 1日2回まで

サプチケなんぞでは交換できないすごい召喚石が降臨するマルチバトル。「邂逅、黒銀の翼」はいわゆるプロトバハムートを討伐するマルチで、レアドロップ(もしくは赤箱から出現)するバハムートの角がメインの目玉。参加して討伐するだけならまず失敗することはないので、初心者でも積極的に参加してバハムートの角を入手し、バハムートウェポンを作成するべきだろう。

「邂逅、黒銀の翼HL」はプロバハのハイレベル版。18人という人数制限があるが強大な戦力を誇るプレイヤーを18人目一杯まで集めて戦っても勝てないことがあるという地獄のようなマルチバトルになっているらしい(参加したことないので伝聞です)。報酬ではバハムートの角かバハムートの紫電角が入手でき、バハムートの紫電角はバハムートウェポン最終強化に必要。トリガーはバハムートの角が要求されるが、一応討伐に成功すれば1個戻ってくる(もしくは紫電角になって戻ってくる)ので、討伐さえできるなら自発することのデメリットは低い。ただその討伐の難易度がとてつもなく高そうに見える。

「降臨、調停の翼」ではジ・オーダー・グランデと対戦する。難易度はHLではないプロバハより少し難しいぐらいだが、2匹のワイバーンがお供として攻撃してくる他、途中ダメカット・幻影を使ってくるので嫌らしさはプロバハより上。報酬ではコスモス武器の交換に必要な「万象の蒼角」と、それを交換で入手するのに使える「蒼の羽根」のどちらかが必ずドロップする(MVP・自発者はさらにもう1個確定)。またディールではコスモス武器・蒼の羽根が確定で出現し、銀天の輝きが確率で出現する(おそらく万象の蒼角は出現しない)。つまり、グランデのディールでは「コスモス武器・蒼の羽根」か、「コスモス武器・蒼の羽根・銀天の輝き」のどちらかの組み合わせで報酬が出現する。コスモス武器はものによっては非常に価値のある武器もあり、またローズクイーンではなかなかドロップしない銀天の輝きが手に入るということもあるので、グランデのディールは非常に重要とされる。同じ団の人が自発したグランデに入ったら自発者が希望する品にはディールしないようにしましょう。

# # #

今回はここまでです。情報に抜けがあったり誤りがあったりしたらコメントなどで教えてください。

*1:旧召喚石マルチのマグナアニマはアニマ10個+マグナフラグメントでマグナアニマと交換可能

*2:土1体光2体の複合体マルチ

*3:光と闇の複数体マルチ

*4:中盤で闇に変化、その後風に戻る

*5:途中フォームチェンジで四属性に変化、その後闇に戻る

*6:交換にはアルファ・アニマとオメガ・アニマが必要。アルファ・アニマとオメガ・アニマは六属性の真なるアニマを1個ずつ集めるとそれぞれ1個交換できる

*7:交換には白き魂と黒き魂が必要。白き魂と黒き魂は六属性の召喚石のマグナアニマを1個ずつ集めるとそれぞれ1個交換できる。召喚石のマグナアニマは召喚石のアニマ10個とマグナ・フラグメント20個で1個交換できる。

モバマスとデレステの5ヶ月間を比べてみる

時が経つのは早いものでデレステが配信開始してからおよそ5ヶ月経ちました。この間SSレアが追加されたり、CINDERELLA MASTER曲が追加されたり、まさかの完全新曲が2曲も配信されたり、あのアイドルの大先輩がCMに出演したりといろいろありましたが、配信開始してから同じ頃のモバマスはどんな感じだったんでしょうか。アイドルやイベント、さらにはメディアミックス展開など、いろんな面で振り返りつつ比較してみたいと思います。
モバマスが配信開始したのは2011年11月28日、デレステが配信開始したのは2015年9月3日とし、それぞれの配信開始から5ヶ月(モバマス:2012年4月28日まで、デレステ:2016年2月3日まで)の期間で起こったいろいろな出来事を比較しました。

アイドル

登場アイドル数

2015年2月現在、モバマスには183人のアイドル(765プロ所属のアイドルは除く)と4人のトレーナーがいます。このうち、配信開始5ヶ月後までに登場していたアイドルは、

でした。確かにデレステのアイドル追加ペースは非常に早いですが、本家と50人しか差がないのは驚きでした。ちなみに、残りの33人には新田美波(2012年5月14日に神戸エリアでドロップするノーマルとして追加)や佐久間まゆ(2012年6月26日に広島エリアの衣装コンプリート報酬であるレアとして追加)など、今となっては人気一番手のアイドルも多く含まれています。

Sレア昇格数

配信開始5ヶ月後までにSレア昇格を果たしたアイドルは、

でした。モバマスでは配信開始当初に実装されていたSレアが6人と非常に少なく、それ以降もあまりSレア追加のペースが早くなかったことから、デレステと比べると非常に少なくなっています。一方デレステでは配信開始当初からモバマスで登場したSレアのイラストを移植したSレアを多く実装し、また毎月のイベントやガチャ更新でも絶え間なくSレアを新規実装していることから、実に登場済みアイドルの過半数にSレアが実装されています。かつてのモバマスでは毎月自分の担当アイドルのSレアが出るよう天に祈る日々が続いたことを考えると、割とすぐSレアが実装されそうなデレステは随分ありがたい環境と言えるかもしれません。

SSレア昇格数

「SSレア」なるレアリティが実装されているのはデレステのみですが、デレステで配信5ヶ月後までにSSレア昇格を果たしたアイドルは26人でした。偶然にもモバマスでSレア昇格を果たしたアイドルの数と同じになっています。デレステではSSレアがガチャ目玉としてしか追加されないため、相当課金しないと入手が難しいという難点がありますが、実装済みアイドル数に対するペースを考えると、今後ボイス実装済みアイドル以外にもSSレアが実装されることは期待できないこともないと思われます。

ガチャ

配信開始から5ヶ月の間、モバマスではコンプガチャ確率2倍ガチャの2種類のガチャのみが開催されていました。コンプガチャは6人(ないしは5人)のレアアイドルを全て引くとSレアアイドルが手に入るという今となっては懐かしいあの方式、確率2倍ガチャは読んで字のごとく新規追加Sレアの排出確率が2倍というだけの方式となっています。

対してデレステでは、SSレア排出確率2倍のシンデレラフェス以外だと一貫して「新規追加(もしくは限定)アイドルの排出率アップ」という単純なガチャのみが開催されてきました。ここらへんは正直「モバマスから進歩していない」という感じがします。アプリゲームだと現行のモバマスのようないろいろな形式のガチャを企画するのは難しいのかもしれませんが、ひとまず青天井確定のガチャ形式はどうにかしてほしいかな……と思います。

イベント

モバマスでは、配信5ヶ月後までに以下のイベントが開催されてきました。

  • マラソン(星降るクリスマス、アイドルおもちつき大会……など)
  • アイドルサバイバル
  • プロダクションマッチフェスティバル

一方、デレステでは以下のイベントが開催されてきました。

  • シナリオイベント(アタシポンコツアンドロイド、Nation Blue……など)
  • シンデレラキャラバン
  • LIVE Groove

イベントの種類は3種類と同じになっています。累計ptとランキング順位で報酬がもらえる点はマラソンとシナリオイベント、走りまくっているとたまにレアドロップがある点はアイドルサバイバルとシンデレラキャラバンが近いでしょうか。*1また、デレステのもう1つのイベントであるLIVE Grooveは、「楽曲を続けてプレイする」というリズムゲーム特有のイベントとなっています。

ところで、デレステにはプロダクションマッチフェスティバルのようなPvPイベントがまだ実装されていません。イベントのランキングからアクティブユーザーが50万人弱いることは既にわかっていますし、十分イベントとして成り立ちそうな気がするので、今後実装の動きがあるかもしれません。本家アイマスも元はと言えばPvPのゲームでしたしね。

メディアミックス展開

モバマスでは、2012年4月18日に登録者数100万人突破を記念したCD「CINDERELLA MASTER」シリーズが発売されました。今となっては当たり前のようになっているCMシリーズのオリコンウィークリーランキングトップ10入りですが、4月18日発売の第1弾で達成した時はそれなりに話題になったような気がします。一方、まだ「デレステ」発のCD企画は発表されていませんが、今のところ『Snow Wings』と『Tulip』の2曲がデレステオリジナル新曲として発表されています。特に『Tulip』は相当好評を博していましたし、近いうちにデレステ初出曲のCDが発売される日がくるかもしれません。

また、どちらのゲームでも配信開始直後からテレビCMが放送されてきました。モバマスでは2012年1月頃から、渋谷凛が初めて喋ったあのCMが放送されていました。この頃はまだ『お願い!シンデレラ』もなく、本家の『READY!!』がBGMとして使用されていました。一方でデレステでは、通常のアイドルが歌って踊る映像を流したCMもありますが、何といっても「大物先輩アイドル」ことSMAPの中居メンバーを起用したCMが話題となりました。本家から曲を借りていた頃は、SMAPのメンバーに『お願い!シンデレラ』といったシンデレラガールズの曲を歌ってもらうようになるとは誰も思っていなかったでしょうね……

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今回は以上になります。久々にモバマスネタでブログ記事を書けたのでよかったです。
それではまた。

*1:キャラバンについてはLIVEバトルをするとたまにガチャ未実装レアが手に入るスロットチャンスが近いかもしれませんが……