Dreamdancer - 更新終了

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悲しいシンデレラガールズ

シンデレラガールズのアニメが終わってしまいました。なんだかんだ言って今年の冬クールと夏クールは毎週金曜が待ち遠しかったですし、今回の最終話でもそれなりに涙しましたが、それでもあのアニメは失敗作だったと思いますし、またそんな失敗作になってしまったことはとても悲しかったです。

あのアニメが失敗だと判断した理由は大きく分けて3つです。一番大きな理由は「シンデレラガールズのアイドルに寄り添っていないこと」だと思います。例えば未央が6話のような自信過剰を元にした暴走を見せることはアニメの放送前には想像もしなかったことでした。あれだけ金持ちっぽいプロダクションが合宿にトレーナーの1人もつけられず年長者という理由でアイドルの1人に保護者役を任せることはあるのでしょうか。まぁアイドル集団にはリーダー役が必要という理屈も分かるには分かるのですが、だからといってよりにもよって1stシーズン最終話で主役級のアイドルをぶっ倒れさせる必要があったのでしょうか。ぶっ倒れさせるといえば2ndシーズンのライブでも懲りずにやっていましたが「ライブになったら誰かの体調が悪くなる」という定番がシンデレラガールズにあったでしょうか。まぁその他にも挙げればキリのないことですが、シンデレラガールズには183人のオリジナルアイドルがいて、そのアイドル1人1人には多寡の差はあれど確かにプロデューサーという名のファンがいるというのを理解していたのか、そのファンがアニメで自分の担当アイドルがずっこけている姿を見て喜ぶと思っていたのか、それともお話を引き立てるためにはそういうアイドルが数名必要だったと思っていたのか、私には皆目見当もつかないことです。

次に重要だと思われる理由は「アイドルを扱う基準がハチャメチャすぎる」ということです。先述の通りシンデレラガールズには183人のアイドルがおり、アニメ化に当たってシンデレラプロジェクトという言わば「選抜メンバー」を選りすぐることは必要不可欠だったとは思いますが、その割にスポットライトの当て方はバラバラだったような気がします。有り体に言えば「誰々回」の回数が全く違うのではないかということです。NGsはまぁキービジュアル第1弾でも3人だけ描かれていた訳ですし、1話2話あたりを見ると主人公格として扱われるのも展開として納得はできます。その他のユニットもおおむね1stシーズンでユニット結成当初の問題を解決して2ndシーズンでさらに成長を見せるというごくごくアイマスっぽい展開はこなしていると言えるでしょう。ところでラブライカの2人はどうでしょうか? 1stシーズンでは6話でライブシーンを流してもらえたとはいえそこまでの過程はほぼほぼNGsのバーター扱い、2ndシーズンでは凛のトラプリ加入問題とアナスタシアのソロ活動問題が平行で扱われ、凸レやCIのように1話をまるまる使って絆を深めるようなエピソードは挟み込まれていません。何故こういうことになったのでしょうか? ついでに言うと美波もアナスタシアに倣ってソロ活動を始めたわけですが、アナスタシアと違ってアニメで新ソロ曲は与えられていません。それはプロジェクトクローネに入ってないからかもと考えてみると、今度はプロジェクトクローネのメンバーに対してユニット曲はおろか全体曲すら与えられていないことに気づきます。トラプリの2(凛も入れれば3)人以外のプロクロ所属のアイドルはバーターなのでしょうか? こういう扱いになるのなら最初からプロクロ内のトラプリとかまどろっこしいことにしないでトラプリは独立したユニットにすれば良かったのではないでしょうか? プロクロのメンバーとなるアイドルには個人的に好きなアイドルが多いですが、こんなノルマ消化目的のようなアニメへの出演になるとうれしさ半分です。ところでプロクロのメンバーには総選挙やボイスオーディションで上位となっているアイドルが多いですが、そのようなアイドルに対してアニメをきっかけとした新曲が与えられない一方、総選挙やボイスオーディションに姿形が見えないアイドルがユニットを組んでユニット曲を歌ったり、さらにはソロ曲すら与えられるというのもどうにも違和感を感じます。当該アイドルが嫌いとかそういう話ではないのですが、抜擢するアイドルの選び方に一貫した基準が感じられません。

あと何か1つか2つ重要な理由を思いついていたような気がするんですけど、忘れました。多分3回も落としてライブで文字や回想シーン多用するようなガバガバ品質がどうたらとかそういう話だと思います。

またアニメを見返したら改めてアニメ懐古記事を認めるかもしれません。