Dreamdancer - 更新終了

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スターライトステージを1ヶ月ほど遊んでみた感想

9月10日にiOS版スターライトステージが配信開始してから1ヶ月弱経ちますが、ひとまずこの時点で感じたことを良いと思った点とアレだと思った点に分けつつ書いていきたいと思います。

ゲームアプリとしての概観

カードバトルゲームとリズムゲームでジャンルは全く違いますが、本家本元のモバマスをかなり忠実にアプリに移植してきたという印象。その上でアプリゲームだからこそ可能になったビジュアルや機能面での補強を図っており、モバマスオタクとしてはかなり良く出来たゲームになっていると思います。一方でガチャやスタージュエル関係の渋さについても本家の搾取根性をコピーしたような形になっており、ぶっちゃけそこまでしなくても良かったんじゃねえかなとは思います。いつも散々文句言ってるグラブルがガバガバに見えるぞ……!

音ゲー(LIVE)部分について

3Dモデルがヌルヌル動くのはやっぱり見応えがある

やはりこのゲームの一番のウリと言うとLIVEで動くアイドルの3Dモデルなのでしょうか。さんざん告知動画などで見てきた映像ではありますが、それでもやはり自分の推しアイドルが音楽に合わせて動いているのを見ると感慨深いですね。モデリングも綺麗ですし、最高難度の譜面をクリアすればMVが鑑賞できるのも嬉しい機能です。また3Dモデルを非表示にしてもぷちデレラの2D画像が盛り立ててくれるので見ていて飽きません。

音楽ゲームもやり応えがあるがデバイスの限界も感じる

これまで2本足で遊ぶDDRを遊んできた身としては、基本的に両手の指を1本ずつ使って遊ぶデレステ音ゲーとしてよく馴染みますし、実際譜面もかなり練られていてそこまで飽きません。難易度についても、圧倒的に難しい譜面がいくつかある他は練習を重ねればクリアやフルコンも可能というレベルに仕上がっているように思います。しかし、ゲーセンに置いてあるような筐体や規格化された家庭用専用コントローラとは違い、いろんな人がいろんな端末で遊ぶスマホゲームという形である都合上、操作性や反応に違いがあったり、ふとしたことで意図した動きをしない(ロングノーツが切れる、スライドが認識されない、同時押しが同時押しとして認識されないなど)ことがあったりするという難点もあり、スマホ音ゲーをやるということの難しさも感じます。

音楽ゲームプレイ画面のインターフェースはもっと改良できる

音楽ゲームの譜面については不満はありませんが、プレイ画面についてはもっと改良できると思います。まず、3D演出モードだと、背景のMVにノーツが溶け込んで視認しにくくなるという問題があります。これはMVとノーツの間にフィルターを敷ける機能で対応できると思います。次に、ノーツやタップ音が異なる種類の間で区別しにくいという問題もあります。ノーツについてはフリックのアイコンが先日変更されましたが、正直通常ノーツのアイコンと似ていてむしろ見にくくなったようにも思えます。タップ音についても、どのタイミングでどういうフリックをするとどういう音が鳴るのが正解なのか、やや分かりにくいような気がします。まぁここらへんについてはリリースから数週間で改善の見通しがアナウンスされているため、今後のアップデートで改良されていくものと思っています。

アイドル(カード)について

アイドル部分のボリュームが縦にも横にも大きいのは素晴らしい

もともと収録アイドルについては、「音ゲー」という音楽に大きくコミットする部分が大きいゲームである都合上、現時点でボイスが実装されていないアイドルはあまりでないのではないかとも思われていましたが、実際はそんなことはなく、ボイス未実装のアイドルもSレアで出すほど気合を入れて出していたので安心しました。また来月以降も松山久美子や西園寺琴歌といったボイス未実装アイドルの追加予定がアナウンスされているので、今後も期待できるでしょう(ボイス実装済みアイドルについては9月月末ガシャで予告なしに追加されましたし、言うまでもないと思います)。また、どのアイドルについてもアイドルコミュとして出会いやその後のエピソードが用意されており、ブラゲだった本家では難しかったアイドルの掘り下げもかなり進められていると思います。アニメからシンデレラを知った方にも親切ですしね。またアニメではシンデレラプロジェクトとして抜擢されていたアイドルに関しては、ちょっとしたアニメ風のストーリーコミュが用意されており、アニメでは描くのが難しかったアイドルの一面や交流が垣間見れて既存ファンにもアニメのファンにも嬉しいところだと思います。

音ゲー要素が混ざることで「有用なカード」にもバリエーションが出てくる

本家モバマスでは守発揮値だけがえらく高いカード(もっと言ってしまえば「攻撃最重視ではないカード」)はあまり便利とは言えず、これからアイドルバラエティでやや光が当たるかな……ぐらいのカードでしたが、デレステでは音ゲー要素が混ざることで守備的な能力のカードも人によっては非常に重宝する可能性があります。例えば音ゲーが非常に上手くスコアを狙いたい人は、スコアを増やしたりコンボボーナスを増やしたりするカードを集中的に編成してスコアアタックを狙いますが、あまり音ゲーが得意でもない人にとっては、ライフを増やしたり、ミスによるライフ減点を無効化するカードがありがたいカードになることもあります。このように、全員にとって最適解が全く同じでない音ゲー要素が混じるからこそ、ただスコアアップを狙うだけではないカードも嬉しいカードになる可能性があり、本家モバマスの難点をそれなりに克服できているのではと思います。

育成についていくつかの不満

アイドル関係のシステム面ですが、いくつか細々とした不満もあります。

ティアラが集めにくい

SSレアアイドルの特訓にはアイドル属性に対応するティアラが1個必要ですが、これがなかなかドロップしないような気がしました。始める時にリセマラでゲットしたSSレア未央を特訓するのがかなり遅れた記憶があります。必要数が1個でドロップ確率が低いよりかは、少しだけ必要数を増やしてドロップ確率もやや上げた方がよかったのではないかと思います。が、なんか最近やたらティアラが落ちるので、もしかしたらサイレントで修正が入ったのかもしれません。ただのばらつきかもしれません。

高レアリティアイドルが被ると扱いに困る

SSレアやSレアといった高いレアリティのアイドルが被ると同じユニットには編成できないため、特訓前のままで編成したり、あるいはバクメンに回ってもらったりしないとアイドルを活かせません。自分もクールのSレアは5枚入手したのですが、内訳は3種で1枚・2枚・2枚という組み合わせなので、なんとも編成し辛くて困っています。配信開始してまだ日も経っていないですし、内部で被りSレア・SSレアはあまり出ないようにするみたいな設定はできなかったんでしょうか…… それが無理だとしても、バトガのように複数の高レアリティアイドルを集めると他の任意の同レアリティアイドルと交換できるみたいな救済手段があればよかったんですが。ここはトレードやバザーがない分本家モバマスよりも難しいところですね。

ユニット編成の際の文字色に少し違和感が

ユニット編成で既にアイドルが配置されているところを別のアイドルにしようとすると、ステータスが上がったり下がったりするのが色で示されますが、デレステではステータスが上がると青色、下がると赤色で示されます。普通逆じゃないですかね? なんとなくこれまでのソシャゲとは逆な気がしました。それだけです。

デレステでもクールは不遇なのか

ひとまずローンチ段階ではSSレアやSレアの数はだいたい同じでした。その後SSレアみく・Sレア藍子追加で少しバランスが崩れましたが、まぁどうせ月末に何かクールのSSレアを追加してバランスを取ってくるだろうと思っていました。が、実際は期間限定ガシャでCu・PaのSSレアとCoのSレアを追加してくるという形になり、マジかよ……という感じですね。まぁ月末の3人は期間限定なので後々恒常SSレア・Sレア追加で調整してくれるとは思うのですが、早速本家でも見られたCo差別が感じられて悲しくなりました。

ガシャとその他

提供割合と石の配布ペースは渋いが、「確率アップ」は信頼できる

ガシャではモバマスでもおなじみのSレアカードがそのままSレアとして排出される一方、完全新規グラフィックのSSレアも合わせて排出されています。やはり今現在はSSレアはおろかSレアすら揃っていないですし、単にモバマスで慣れ親しんだカードがデレステでも手に入るのは嬉しいので、SSレアが出なくても10連1回確定分のSレアが出るだけでも嬉しいです(被らなければ)。しかし、それでもやはりSレア10%・SSレア1.5%というのは渋いんじゃないかな……と思います。課金石はともかくとして、ゲームを進めて手に入る石もPRO以上をクリアしていこうという段階にならないとなかなか貯まらないですし、それを鑑みてもやはり上位レアリティの出現確率は低いと思います。事前登録でもらえる石が1000個、その後何かしらの実績を達成するともらえる石が1回あたり25個または50個ですから、まず最初に無償石でプラチナオーディション10連を回せるまでが非常に長いのは難点です。その一方で、新規アイドル追加時や限定アイドル実装時などにアナウンスされる「◯◯確率アップ」というのはかなり信頼できる程度に確率が上がっていると思います。ガシャが渋かったりトレードがなかったりする分、特定のガシャが開催されているうちにそれなりの課金をすれば入手させてやろうという一抹の慈悲を感じますね。

モバマスで難点だったアイドル管理関係のシステムはかなり改善されている印象

まず、アイドル所持枠がデフォルトで100枠もあるのには驚きました。実際1つのユニットに必須のアイドルは5人、サポートメンバーを含めても15人ですから、60枠とか80枠止まりでもおかしくなかったと思うのですが、かなり余裕のある枠になっていると思います。育成素材用のノーマルやレアを貯めておきやすくて良いですね。また、戦力にならないけど手元に置いておきたいトレーナーについては、「トレーナーチケット」というアイテム扱いにすることで管理がしやすくなりました。LIVEにおいても、親愛度がアイドル1人ごとに個別で付与されるという形ではなく、ユニット全体に一括で付与されるという形になって、親愛上げがやりやすくなっています。

ルームや1コマ漫画などが充実しているのもモバマスらしい

ルームという機能は音ゲーアプリには必須とは言えない機能だとは思いますが、ただ単に強化アイテムを配置するだけではなく、家具を置いたり他人のルームを訪問したりするなど、いろいろな遊び方ができて楽しい機能ではあります。また、ローディング中に小ネタや1コマ漫画を見れるのも楽しいですね。このような「絶対ないとヤバいわけではないと思うけどあったら楽しい機能」にもこだわりを見せるのは、ある種モバマスらしい強みだと思います。

いろいろ書きましたが、全体としてはこれまでもこれからもかなり長く楽しめるゲームになっていると思います。これからもいろいろとアップデートを重ねて楽しいゲームにしていって欲しいと思いました。あとアタポンイベ頑張ります。