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ミラクルニキ:“恐ろしくよくできた”スマホゲーム

こんにちは。烏龍茶です。

皆さんは「PARM」というアイスをご存知でしょうか。今でも売ってますが、ちょっと前に寺尾聰が出て来て「恐ろしくよくできたアイスだよな~」とか言ってるCMを放送していました。しかし、「恐ろしくよくできたアイス」とか自分で言っちゃていますが、PARM自体はバニラアイスにチョコレートをコーティングしただけという(いろいろフレーバーの種類はありますが)、言ってしまえば「ありがち」なアイスです。

しかし、それでも口当たりや味わいなど派手さはないが重要なディテールを一生懸命磨いたことでPARMは大ヒットし、「ありがち」よりも一歩先を行く人気商品となりました。「ありがち」かもしれないけど「恐ろしくよくできた」製品は企業努力で作れるということですね。

前置きが長くなりましたが、最近ミラクルニキというゲームにハマっています。

www.nikkigames.co.jp

ビッグタイトルから泡沫タイトルまで大量のスマホゲームアプリが氾濫している当代において、ミラクルニキはユーザーフレンドリーなゲームデザインが他のゲームとは一線を画する「恐ろしくよくできた」ゲームになっています。今回は、そんなミラクルニキがどんな風に優れているのか紹介する記事を書きたいと思います。

ゲームシステム:簡単で気軽に遊べる着せ替えゲーム

基本的なゲームの目標は「オシャレな衣装を集めてコーデバトルを行うこと」です。衣装はクエストのクリアやショップでの購入、手持ちの衣装の合成やグレードアップ、そしてガチャなどで手に入れることができます。実際にどのようなコーディネートをすれば良いのかはヒントが示されており、ファッションに関する研ぎ澄まされた感性がなくてもゲームを進めることができます。


▲そのバトルで有利になる衣装の属性が示される

それでも的確なコーディネートができるかどうか不安な人のために、ミラクルニキには「参考コーデ」という機能も実装されています。参考コーデではズバリそのバトルで有利になる衣装が名指しで指定されており、その衣装を使えば確実にバトルに勝つことができます*1


▲参考コーデは手持ちの衣装や入手可能な衣装から自動的に提示される

このように、ミラクルニキはそんなにファッションに自信がない人でも簡単に遊ぶことができる着せ替えゲームとなっています。

グラフィック:豊富で集めがいのある衣装と魅力的なキャラクター

ミラクルニキの衣装は2000点以上用意されており、その大半が課金以外の手段で入手することができます。そのため、ある程度ゲームを進めてクエストを多くクリアしたり、コイン(ゲーム内で無料で手に入る仮想通貨)を用いてショップで好きなアイテムを購入したりすることで、コーデバトルを有利に進めることもできますし、自分だけのコーデを楽しむこともできます。


▲コーデの自由度は高い

また、ヘアスタイルからシューズまで全て同一のコンセプトで用意された衣装のセット(トータルコーデ)も用意されており、コレクション要素もあります。ゲーム内では複数の異なる文化を持つ国が登場しており、その国に対応してさまざまなジャンル(東洋風、中世ヨーロッパ風……)のコーデが存在します。トータルコーデは見栄えも良くかなり苦労しないと集まらないので、ゲームのやりこみ要素としても十分なボリュームです。


▲トータルコーデのテーマはさまざま。このコーデは「ウィンター・エンジェル」

そして、画面を彩るキャラクターもミラクルニキの魅力の1つです。やや女性向けを意識してか少女漫画風のタッチではあるものの、男性にも受け入れやすいかわいいイラストになっています。雑にコーデバトルが始まることが多いストーリーは他のRPG系のゲームと比べるとやはり見劣りするものの、それなりに筋は通っており、有名声優を起用したキャラクターボイスも相まって十分楽しめる内容になっています。


▲左が花澤香菜で右が佐倉綾音

課金:課金圧は非常に低いが、「課金し得」のゲームでもある

ミラクルニキにおける課金の用途は主に衣装ガチャ(ゲーム内では「秘密の館・幻の部屋」)になりますが、ゲーム内で大量に石を配ることから無課金でもそこそこ回せること、またそもそも衣装製作やグレードアップといった課金せずとも強い衣装を入手できる手段が用意されていることから、強く課金しようと思わせるゲームにはなっていません。ある種「ユーザーフレンドリー」と言えるこの仕様も、ミラクルニキがライトユーザーを掴んで離さない要因の1つかもしれません。

しかし、課金することによるメリットも確かに存在します。有料ガチャを10連で回すと必ず最高レアリティの衣装が1個確定で手に入るため、課金すればそれだけ確実に強くなれます。また、ミラクルニキでは石を買うと限定衣装が手に入るというイベントを度々開催しています。こちらは「ガチャを回せば手に入るかも」ではなく「120円でもいいから課金すれば確実に手に入る」衣装となっているため、かなり課金のしがいがある施策になっています。


▲2月上旬は「ツインテール」に関する衣装がプレゼントされた

このように、ミラクルニキでは課金圧を低く抑えつつ課金のメリットも用意してあるという絶妙なバランスがあり、ライトユーザーもヘビーユーザーも楽しく安心して遊ぶことができます。

UI・UX:徹底的にユーザーのストレスを排除したデザイン

ミラクルニキの優れた点の1つとして、ユーザーの遊びやすさを重視した画面遷移のデザインが挙げられます。例えば、参考コーデで挙げられた衣装を入手したい状況があるとします。その場合、衣装のボタンをタップすると衣装の入手方法が列挙され、さらにその中から直接入手手段の画面(ここでは「衣装製作」の画面)に直接飛ぶことができます。さらに、「いま入手したい衣装の製作に必要な衣装」の入手手段も調べることができ、これまた直接入手手段の画面に飛ぶことができます。


▲「可憐な召使-ズボン」を入手するために、その素材の「ハイウエストミニスカ(黒)」を入手する画面へ飛ぶことができる

さらに、飛んだ先の画面で必要な素材を入手し終えたら、画面左上のボタンを押すことで飛ぶ前の画面に直接戻ることができます。1個戻った先の画面で用事を済ませたら、さらにその前の画面に戻ることもできます。


▲「クエスト第3章→衣装製作→クエスト第5章」と戻ることができる

そしてミラクルニキに特徴的な機能として、「体力を消費するだけでクエストを周回することができる」という機能があります。これだけでは当たり前のことだろうと思われるかもしれませんが、ミラクルニキではバトルやストーリー等をすっ飛ばしてワンタッチでクエストを周回できるのです。衣装製作のために特定の衣装を大量に集める必要があるという場面も少なくないだけに、この機能は非常に優れていると思います。


▲数タップで体力を全部消費することもできるため、ソシャゲにありがちな「体力溢れ」も防げる

割と地味なところではありますが、「ユーザーが飛びたいところに飛び、戻りたいところに戻る」「やりたくないことをやらずに済む」ことができるのはユーザーのストレスを最小限に抑えられるという点で重要なことです。個人的にはミラクルニキの優れている部分はこのUI・UXにこそあるとすら思っていて、他のゲームアプリにも見習ってほしいと思っています。

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以上、大きく4つのトピックに分けてミラクルニキの優れている点を紹介してきました。他にもコーデコロッセオやコーデ品評会といったソーシャル要素・やりこみ要素やストーリーなどいろいろと紹介したい点はあるのですが、あとは是非実際にプレイして確かめてもらいたいと思います。

今回はこの辺で。次はモバマスの記事を書きます。

*1:上級モードや対人戦など、この機能が使えないバトルもあります