モバマスガチャの正確な(?)Sレア提供割合はいかほどか
2016年10月14日にモバマスのプラチナオーディションガチャにおける個別のカード提供割合が公開されたが、ガチャページで確認できる確率は小数第4位以下で切り捨てられているので正確な値ではない。実際のところどのような割合でSレアの提供確率が決められているのだろうか?
以下、「Sレア確率5%プレミアムガチャ」を例に考えてみる。一般にモバマスのプラチナ・プレミアムガチャ*1では、その個別確率から排出されるカードを、
- ~19コスト([ラヴリー☆ライダー]藤本里奈、[乙女の晴れ舞台]松尾千鶴、[黄金の幸運]土屋亜子まで)
- 20コスト・21コスト([手のひらの宝物]関裕美、[未来の風向き]古澤頼子、[爆発★キノコ]星輝子まで)
- 22コスト
の3つに分類していると考えられる。以上の3つのグループを上から順に☆1~☆3とすると、グループに属するカード1枚ごとの排出確率は
- ☆1:0.062%
- ☆2:0.031%
- ☆3:0.012%
と表記されており、これをもとに☆ごとのグループ別合計排出確率を計算すると
- ☆1:3.596%
- ☆2:1.178%
- ☆3:0.156%
となる。3つの数字を合計すると4.93%なのでやはり丸め誤差が生まれていることがわかるが、とはいえ本来の合計確率になるべき数字である5%と比べると結構近い。グループ別の排出確率の比を計算すると、
- ☆1/☆2:約2.85
- ☆2/☆3:約7.55
となる。つまり、バンナムかサイゲの偉い人は「20コスと21コスのカードは19コス以下のカードの2.85倍出にくく、22コスのカードは20コス・21コスのカードの7.55倍出にくいようにしよう」と考えて設定したと考えられるが、この数字は誤差を含んだ値から算出された数字だし、あと実際問題としてそんなキリの悪い比率を設定するとは思えない。ということで、この比率に近い値で、なおかつキリの良い値を考えることにする。安直だがキリの良い値ということで
- ☆1/☆2:3
- ☆2/☆3:7.5
として再度カード1枚ごとの個別排出確率を計算してみると、
- ☆1:約0.0625695%
- ☆2:約0.0318336%
- ☆3:約0.0124069%
となり、確かにこれらの数字を小数第4位以下で切り捨てると表記された確率になる。ついでに「Sレア確率3%プレミアムガチャ」でも真の排出確率を計算してみると、
- ☆1:約0.0375417%
- ☆2:約0.0191002%
- ☆3:約0.0074442%
となり、やはりこれらの数字を小数第4位以下で切り捨てると表記された確率になる。ということで、モバマスのプラチナオーディションガチャ・プレミアムオーディションガチャは、
20コスト・21コストのカードは19コスト以下の3倍出にくく、22コストのカードは20コスト・21コストの7.5倍出にくい
ように設定されていると推定される。
特に意味もオチもありませんが、おススメフロント記事を更新する時にガチャページ見ててなんとなく気になったので計算してみました。
*1:プレミアムガチャ=プレミアムオーディションガチャはいわゆる「パーチケ」で回せるガチャのこと